日常グルーヴ

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胃の検査は夏はやめた方がいい理由

 

3回目の人間ドック

先日人間ドックを受けてきた。
通常の健康診断では行わない、脳ドックと胃カメラ検査をオプションで付けた。

脳ドックというのは頭のMRIを撮影することで、胃カメラは口から、あるいは鼻から内視鏡を差し込んで胃袋の中を見ていく検査のことである。

私の懸念は胃カメラだった。
何よりも胃カメラは苦しいという情報を長年見聞きしてきたせいで、恐怖は倍増。
オエオエゲーゲーするらしい、唾液ダラダラで人間の尊厳がおびやかされる云々・・・
予約して1ヶ月、1日たりともその胃カメラのネガティブ情報が頭を離れることはなかった。

ただ一つの希望が、鼻からの内視鏡かもしれない、それなら口ほど苦しくないぞということであった。
検査する病院のHPには、口からと鼻から、両方あるようなことが書いてあったから、一縷の望みをかけて当日まで過ごすことにした。

 

 

検査前の過酷

 

 人間ドックは過去2度受けて、胃の検査はバリウム検査だけだった。
バリウム検査というのは、バリウムという名称の(ヨーグルト味だった)白いドロ~ンとした粘液を飲んで、口のまわりを白く汚したまま検査台の上で艶かしくポーズをとる、のではなく、「上を向け、下を向け、右向け左向け、頭を下、足を上に」と、人を台の上でのた打ち回らせながら、胃の動きを撮影していく非道な検査だ。
台が勝手に動いてくれて、人はただ寝ているだけでよいのだと思い込んでいたから、その原始的なやり方に初めての時はとても驚いた。
少しでもゲップをしてしまえば、バリウムをまた飲み干さねばならないそうなので、必死で検査技師の要求に健気にこたえていたものだ。

 

胃カメラの前日は、バリウム検査の前日と同じ制限がある。
前日夜9時までに飲食を済ませ、検査終了までは水分も禁止、というもの。

日頃私は、寝る前にベッドサイドに起床時すぐに飲めるお茶を用意しておく。
これは、朝起きた時の血液はドロドロなので、血管が詰まって脳梗塞をおこさないように水分をとって流れをよくしておくためのものだ。
そんな用心深い対策をとっている私が水分絶ち!?
「血管詰まる・・・もうだめかもしれない・・・」
と本気で心配していたものよ。


翌朝は8時までに病院に到着して受付をしなければならない。
いつもは食事して犬の散歩してからお風呂という順番。
しかし、季節は夏!風呂上りは喉が渇くではないか。
なので、食事は一番最後にして、9時まで水分ガバガバとることにした。(犬の散歩は夫に任せた)
夜10時には就寝。(最近にはないくらいに早い)
起床朝五時。(最近にはないくらいに早い)
早朝でもよく晴れた朝。
汗をかく前に少しでも病院に早く着きたいとの思いが勝ったの、よく止まる中央線も順調に進んでくれた。

 

 

いよいよ検査が始まった

じんわり汗をかきつつ無事に病院に着いて受付を済ませ、検査の進行表の挟まったバインダーを受け取った。
はい、まず来た最初の絶望。
「胃カメラ11時」
最後に水分とったの昨晩の9時!
とたんに喉の渇きをおぼえる自分。


更衣室で検査着に着替える。
最初の検査は脳ドックのMRIだ。
「これは15分工事現場の土管(比喩)に寝ていればいいだけだから楽勝だね!」と軽く考えていたが、一番のネックは「化粧禁止」の部分だった。
ネットで調べてみたところ、化粧品は金属成分を含んでいるものがあるので、磁場の影響からその部分が熱を持つことがあるようなのだ。それはちょっと怖いし、病院もリスクを負いたくはないだろう。スッピンで!と一括りにしておけば病院としては楽といっちゃ楽だ。
しかし私の検査病院は「検査機が故障するから」と、人間への悪影響よりも機械の故障の心配をしているようだったのが気になる。
小学生でも納得できる理由で清々しいと言えないことはないが。
しかたがないので、スッピンで眉が描けない私は、移動中目深に帽子を被ってメガネでやってきた。

MRIの検査室にはリラクゼーション音楽が流れていた。
検査が始まれば頭の周りで工事が始まるので、もちろん音楽は聴こえなくなる。
検査ドキドキの患者か高額な機械への気遣いだろうか。
もしも何か異変を感じたら知らせる装置を握らされて工事開始。

15分のわずかな時間だが、道路が完成するくらいに長く感じていた。

 

MRIを終わって、身長、体重、血圧、視力、採血、眼底、腹部超音波、聴覚と次々こなしていったが、結局最後が胃カメラだ。どっちみち11時という時間は変えられないようで、11時までまだ45分もあって、その間雑誌読んだりしながら時間を潰していたが、「少量の水を口に含むくらいなら大丈夫」と看護師に確認したので無料の給茶機の水を
小さなカップに少量注いで口に運び、大匙一杯分の水が喉を潤した・・・(泣)
私は病院に着いた時、「私はこんな暑い中、水も飲めず病院まで来たかわいそうな女性だから、一番最初に胃カメラやって水飲めるようにしてくれるんじゃないかな!」と一緒に検査を受けに
来てる夫に希望的観測を語っていたんだった。
あ~無慈悲、病院て無慈悲だわ~と虚無的になっていた。

 

胃カメラを飲む!

ついに11時のマイ・ファースト・胃カメラ!
心臓バクバクで(リラクゼーション音楽は無い)、看護師から
胃をきれいにするという液体を飲まされる。(今日初の水分?)
その後は喉にかける麻酔だ。
その麻酔は私には初めての口に含むタイプ。
「まず~いけど我慢してね!」と、看護師の本当にまずそうな表情が印象的だった。
確かにまずいけど、もっとまずい物をたくさん知っているからどうってことない。

麻酔が効いてきて、いよいよ検査台に。
横にならされた時にやっと「口から?・・・」と気がついて、軽く絶望。
「こちらに唾液は流しっぱなしにてください」と顔の横に容器を置かれる。
「では始めますよー」と検査医師の手にしている胃カメラが「え、太い!」。
「あんなの飲めない!無理!」と思う間もなく口に筒型マウスピースを噛まされカメラが容赦なく喉を通る!
「ぐえー!」
「ここが一番苦しいところですからねー」と医者。
いじめじゃなくて拷問・・・の文字が頭をよぎった頃、医師がモニターを見せてくれた。
「わー初めての自分の内臓!胃の内部だ!きれい!」
本当にピンクでキレイ。
よく健康バラエティ番組で、芸能人の胃の中を見せられたりするが、あれみたいだ(健康な芸能人の胃)
この時、「何も入っていない胃は鑑賞できるくらいに美しいのだな!」と思った。
胃カメラを受けようと決めたのは病気の早期発見が目的だが、
もう一つの理由は、この自分の胃袋を一度は見てみたいというものだったのだ。

カメラを抜いてゲッソリしたが、ちょっとした高揚感があったのは事実。
昔観た映画の「ミクロの決死圏」にも胃袋探検シーンなんてあったかな?
あ、私は初めてにしては胃カメラはよくできたと看護師から褒められた。
唾液より涙がダラダラだったのがビックリ。

 

水分はいつとれる?

 さーて、これで全ての検査が終了!
「ようやくお水をたっぷり、冷たいお茶にしようかしら」と・・・と考えていたら看護師が明るく言うのだ
「麻酔が切れるまで、水分は1時間後にしてくださいね」

やっぱり最後まで無慈悲・・・

 

 

その後のおまけ

 

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 麻酔が切れて喉カラカラで吉祥寺まで戻ってきて、七井橋通りのピザ専門店でランチしてから帰宅することにした。

検査終了してすでに1時間半後、やっと水分(アイスコーヒー)にありつけた。

写真に撮る前にソッコーで飲み干してしまったので、ランチセットのピザの写真だけを載せる。
水分と共に、確かに胃もからっぽだったのだから、大きなピザなんてペロリ!美味しかった~